木谷高明とキッダニー男爵

木谷高明とキッダニー男爵

ブシロードを設立した木谷高明さんは、別名キッダーニ男爵という名義でも活動しています。木谷さんの持つ会社のフジロードグループパブリッシングが新日本プロレスを2012年(平成24年)1月31日に買収したことで、ブシロードレスリングではキッダニー男爵名義で活動しています。キッダニー男爵名義でプロレス活動するほどの無類のプロレス好きで、どれほど「プロレス・愛」かといえば、WWE (WWF) とPRIDEの大ファンで忙しい多忙な中、時間を見つけては海外まで行くほどです。

元々は証券マンの木谷社長

1960年(昭和35年)6月6日石川県金沢市に誕生し木谷さんは、かつては証券マンでした。大学卒業後や山一證券に入社してアメリカ勤務などを経験した経歴があります。1994年(平成6年)に山一證券を退社してその年の3月5日にベンチャー企業のブロッコリーを設立しました。

創業したブロッコリー

ブロッコリーを創業した当初は、ブロッコリーのメイン業務はイベント運営でした。1994年(平成6年)~1998年(平成10年)には同人誌即売会コミックキャッスルを開催しています。そして1996年(平成8年)にはキャラクターグッズ販売店ゲーマーズの1号店を開店しています。「デジタルキャタクター:DCマーケット」をキャッチフレーズを掲げて、キャラクタービジネスを中心にして、アニメやゲームといった多角的に展開していきます。1998年(平成10年)にデ・ジ・キャラットがヒットしたことで、ブロッコリーは業績を伸ばして、2001年(平成13年)にはJASDAQ上場を果たしています。

ところが急激な事業拡大がよくなかったようで、2000年(平成12年)にはブロッコリーは赤字へと転落してしまいました。そして赤字転落して3年後の2003年(平成15年)にタカラの支援を受けてタカラ傘下に入りました。2005年(平成17年)5月26日に、木谷さんは社長を辞任して代表取締役社長から代表取締役会長兼最高開発責任者となって、コンテンツ開発機能の強化を行うことになりました。

翌年2006年10月19日にブロッコリーの代表権を返上して、取締役会長・最高開発責任者となりました。そして経営は現在のブロッコリー経営陣に一任して、企画開発・プロデュースに専念する。としていましたが2007年(平成19年)4月26日付で、ブロッコリーの取締役会長・最高開発責任者を辞任て、木谷さん自身が創業したブロッコリーの経営から完全に離れています。

ブシロード創業

2007年(平成19年)4月26日付けでブロッコリーから完全に離れた木谷さんは、翌月5月に、カードゲーム商品等を手がける会社として「株式会社ブシロード」を設立しました。そして代表取締役社長に就任しています。前述の通りに社名の「ブシロード」はブロッコリー時代に、木谷さん自身で主導のもとで企画していながら、諸事情のために映像化することができなかった『熱風海陸ブシロード』からです。

小説版の執筆や、世界観設定そして監修を担当していた吉田直さんが脳梗塞のために2004年に他界していたこともあったので、吉田さんのご両親に「新会社の名に直君の作品名を下さい」と直接相談して、社名に使うための了承をもらったうえで「株式会社ブシロード」と命名しました。

2012年(平成24年)1月に、木谷さん自身が所有しているブシロードグループパブリッシングを通じて、ユークスから新日本プロレスリングの全株式を5億円で取得しました。新日本プロレスの買収に伴って、谷口行規の後任として、新日本プロレスリング取締役会長に就任しています。翌月2月には新日本プロレスリングより第三者割当増資を引き受けて、発行済み株式23.3%を保有する株主にもなりました。2013年(平成25年)9月24日に新日本プロレスリング会長を辞任することを発表してから、新日本に対しては一切口を出さに、あくまで新日本のバックアップに専念すると宣言しています。

念願の『熱風海陸ブシロード』のテレビアニメ化は、10年越しにはなりましたが特別番組として悲願を果たしていますが、テレビアニメの完成にあわせて吉田直さんのご実家を訪問して、アニメ化の墓前報告もおこないました。

現在は活動の拠点をシンガーポールに移しているようで、その理由はブシロードのTCGや日本のエンタメを東南アジアをはじめとする世界中へ広めるために活動しています。

どんな人??

酒豪で知られていますが、酒豪でありそしてものすごい甘党です。和菓子とチョレートが大好きな木谷さんのトレードマークは、メガネにスーツ姿で髪の毛は七三分けです。偉そうにふんぞり返っている方ではなくて、とても気さくな人物のようです。それはイベントなどで木谷さんを見かけて「名刺をください!」とお願いすると、名刺をもらうことからうかがえます。

メジャリーグで始球式も務めたことがあります。それは2012年(平成24年)4月9日に行われた、男前のダルビッシュ有がメジャーでのデビューマウンドになった『シアトル・マリナーズVSテキサス・レンジャーズ』の試合での始球式です。始球式に登場した理由は、ブシロードがこの年からレンジャーズの本拠地レンジャーズ・ボールパーク・イン・アーリントンのバックネット裏広告を展開することになったからです。

交友関係ではあかほりさとるさんと親交が深いようで、月刊コミックブレイド2012年11月号から連載中になっている『業界偉人伝 ジンカン ~人の間はおもしろく生きる~ 木谷高明物語』で、あかほりさとるさんが脚本を担当しています。また、長島☆自演乙☆雄一郎とも交流があって、2010年に木谷さん誕生日パーティーと長島の壮行会が合同で開催されたほどです。

若手声優の発掘にも手腕を振るっていて、木谷さんがブロッコリー時代に当時若手の声優だった沢城みゆきさんや井口裕香さんを、ブロッコリーのときに企画作品に抜擢していますが、このお2人は今でも第一線で現役で活躍しています。